阿久根市長「裁判官は特権階級」

4月13日21時17分配信 読売新聞
 鹿児島県阿久根市竹原信一市長は、自身のブログに「おカネ持ちが判決すると」と題し、出典不明の裁判官の月給一覧表を掲載した。

 市長が行った市職員への懲戒免職処分に対し、鹿児島地裁は9日の判決で処分取り消しを命じており、司法批判とみられる。

 12日に更新されたブログには、「裁判官の給料(月額)」とする一覧表に、最高裁判所長官220万8000円、最高裁判所判事161万1000円――などと掲載。また、「メールの紹介」として、「知人が裁判官の娘と別荘に行くのに親の公用車で往復したそうです。こういう人達に、人の痛みが解(わか)るとは到底思えません」とする文章も掲載している。

 さらに13日の更新では「カネに汚い実例」として、「法務省所管法人、元最高裁判事に破格条件で融資」で始まる文章も掲載した。
(以下略)




尤もなことだ。
裁判官が富裕なら、富裕層と庶民が争ったとき、どうして庶民の味方をするだろうか(いや、しない)。彼らは自らの地位と財産に執着し、富裕階級と同盟し、庶民を退けるに違いない。事実、自民党独裁政権は、あらゆる種類の特権階級を作り、権力・権威を与え、民衆を押さえつける手段としたのである。
私が民主党政権のために謀るに、顕職にある者の待遇を一般民衆の位置まで下げ、以って庶民に共感させ、彼らをして力ある者を抑えて弱者を救済し、暴者を懲らしめて困窮者を慰撫するという、真の正義を行わしめるべきである。
そうすれば国民に憂いなく、政権は安泰で、かの古代中国の聖王に比すべき偉大な国家が出現しないはずは、ないのである。

おわり




(※これに対して、高待遇でないと賄賂が蔓延するという俗説を未だに性懲りも無く唱える者が居るが、それは全くのでたらめである。収入が低い者ならば賄賂を取ってもよいのであろうか? 否!
不正をしないというのは、公務員として、いやそれ以前に人として許されないことである。ならば、悪に屈し、大枚をはたいて不正をしないでくださいと頼むのではなく、厳法を持って抑止するというのが、社会正義に適っていることは、明らかであろう。)